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【お金の話】FIRE 40才 45才 50才 目標金額

FIRE (Financial Independence, Retire Early)がここ数年、話題になっています。

米国から来た考え方ですが、日本でも実現する人が出てきています。「いつまでに」「どれだけ」の資産を作るか、目標値を設定し、実現したから達成できています。

FIREをするためには、どのくらいの目標金額を設定すれば、実現できるのか?シミュレーションしてみました。

この記事を読むことで、「自分の現状資産」と「目標金額」との差から、どのくらいのペースで資産を増やせば、実現できるか、考える機会が得られます。

Contents

FIREを実現するための金額

始めに結論から言うと、FIREを実現するための金額は「人による」です。

各世帯によって、「支出」「収入」「年齢」が違うからです。逆に言うと、それらの前提条件を仮定してあげれば、計算はできます。

例えば、下記の前提条件での、現実的な目標金額は「40才で資産5000万円」です。

  • 支出:360万円/年(30万円/月)
  • 収入:資産収入5%(理想は+100万円/年の別収入)
  • 年齢:40才
  • 独立後は資産管理法人で資産運用
  • 60才で確定拠出年金が入る

計算結果は後ほど示します。

FIREとは?

次に「FIRE」とよく聞きますが、言葉の定義をする必要があります。

私が書いている「FIRE」とは、以下の定義です。

  1. 主な収入が「資産収入」
  2. お金を目的として、「働かなくて良い」
  3. 「時間の使い道」を自分で決められる

①を実現するためには、「資産収入」=「資産額」x「利回り」なので、「資産額」と「利回り」が重要な要素になります。

②を実現するためには、「支出」<「資産収入」(+「好きでする仕事からの収入」)が必要です。

③を実現するためには、①②が必須。実現することで、「平日に毎日出勤」する必要無いので「可処分時間」が大幅に増える。

FIREのメリット

FIREを目指す人は何のために、目指すのでしょうか?

私は、下記の2つであると思っています。

  • 精神的負担の解消
  • 自由な時間の確保

精神的負担の解消

多くのサラリーマンは会社の「人間関係」に疲れを感じています。会社の仕事自体に不満を感じていなくても、「固定された人間関係」や「同調圧力」にうんざりしている事が多いです。

日本の会社特有なのかも知れませんが、「部署の調整」、「人の調整」といった「自分でコントロール」できないモノの調整は精神的負担が大きいです。

「生活のための仕事」と考えていると、「やらされ感」や「疲労感」が増します。

つまり、「生活のために絶対に辞めれない」という状態にあれば、他に選択肢がなく、この精神的負担に対して、受け止め続けなければなりません。

しかし、「いつでも好きな時に辞められる」という状態にあるのと、選択肢の幅が広がるので、精神的負担が一気に軽くなります。

自由な時間の確保

一般的なサラリーマンは、平日毎日出社します(1年の2/3)。

一般的なサラリーマンは、起きている時間の半分働いています(1日の1/2)。

つまり、サラリーマンである間は「1/3」を会社で過ごす事になります。

今までは、「給料」と交換していた「時間」が自分のモノになります。

FIREの資産額シミュレーション

ここから、ケース毎のシミュレーションをしていきます。

60才時に「確定拠出年金」が入る前提条件としています。

つまり、60才までに資産が枯渇するかどうか?がポイントとなります。

想定ケースは下表の通りです。

資産 4,000万円/5,000万円/6,000万円
利回り 4%/5%/6%/7%
副収入 なし/年100万円
支出 年360万円
税金、社会保険 資産管理法人の支出に組込みを前提

ケース1.資産4,000万円、資産収入のみ

資産4,000万円で、利回り4%、5%、6%、7%を試算

資産4,000万円では利回り7%未満では、60才までに資産が枯渇する。

ケース2.資産5,000万円、資産収入のみ

資産5,000万円で、利回り4%、5%、6%、7%を試算

資産5,000万円では利回り4%以上で、60才までに資産が残る

ケース3.資産6,000万円、資産収入のみ

資産6,000万円で、利回り4%、5%、6%、7%を試算

資産6,000万円では利回り6%を超えると、60才までに資産が増える

ここからは、副収入が年100万円ある状態をシミュレーションします。年100万円は、およそ月8万円の収入になります。参考に目安を示します。

  • 時給1000円だと、8時間x10日間(週2-3日労働)
  • 手残り5万円の不動産だと、2軒
  • せどりで4,000円の案件だと、20アイテム

ケース4.資産4,000万円、資産収入+副収入100万円

資産4,000万円+副収入100万円、利回り4%、5%、6%、7%を試算

資産4,000万円では利回り4%以上、60才まで資産が残る

ケース5.資産5,000万円、資産収入+副収入100万円

資産5,000万円+副収入100万円で、利回り4%、5%、6%、7%を試算

資産5,000万円では利回り5%を超えると、60才まで資産が増える

ケース3.資産6,000万円、資産収入+副収入100万円

資産6,000万円+副収入100万円で、利回り4%、5%、6%、7%を試算

資産6,000万円では利回り4%を超えると、60才まで資産が増える

わかったこと

  • 年平均利回り7%で運用できる実力があれば、資産4000万円でもFIRE可
  • 資産5000万円以上、年平均利回り4%以上出せればFIRE可
  • 年100万円の副収入があれば、資産5000万円以上、年平均利回り4%以上でもFIRE可

まとめ

最後に40才、45才、50才でFIREするための目標金額を示して、まとめとしたいと思います。

年齢 目標金額/年齢以降の平均目標利回り
40才 5,000万円/4%
45才 4,500万円/4%
50才 4,000万円/4%

なお、年100万円の副収入が得られれば、グラフで示した通り、余裕が出てきます。つまり、相場が多少変動しても心穏やかにいられます。

ABOUT ME
パドレ所長
株式投資歴21年の投資家。 「経済的自由」と「精神的自由」を得るために日々修行中。 「マネー」「グルメ」「育児」「旅」「その他」 役に立つ情報発信をします
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