私が行っている「投資方法」の中で比較的利益があげれている方法を一つ紹介します。
それは「Jリートスイッチング投資」です。
日本の株式市場で買える商品は、大きく3つあります。
- 日本株(個別株)
- ETF(パッケージ証券)
- Jリート(不動産証券)
今回、紹介する投資方法は「Jリート」を対象としています。
投資は自己責任で実施して下さい
Contents
実績(2021)
2021年度の実績でいくと、「Jリート」での利益は以下の通りです。
- 譲渡益 286万円
- 配当益 36万円
合計 322万円
今年度は、Jリート全体が回復傾向にあったので、その恩恵を受けれた部分もあります。
上の表は今年度の収支実績です。
一部は去年からのホールド分を売ったものも含まれます。
1口が数万~30万円なので、1銘柄当り100万円ほど資金が必要です。
なぜ、Jリート投資?
Jリートとは、「不動産投資法人」のことです。
Jリートは「マンション」や「ビル」「倉庫」の大家となって、賃料を得て運営する巨大な大家さんです。
Jリートは、以下の特徴があります。
- 利益の90%以上を株主に還元する事で、税金が安くなるので個別株に比べて、「配当」が高い
- Jリートの会社は配当月が分散しており、毎月どこかの会社が配当をしている
- 規模が大きいので、銀行借入の利子は低い=70~80%稼働すれば利益が出る
- 現物の不動産に比べ、少額で不動産に投資できる
- 現物の不動産に比べ、流動性が高い(一般住宅は売買に最低数ヶ月かかる)
①②の特徴から、個別株に比べて配当が高くなりやすいので、配当月になると株価が上昇する傾向にあります。
③④⑤の特徴から、天災などの特殊要因が無ければ緩やかに成長する不動産資産を資産ポートフォリオ(配分)に加える事ができます。
つまり、株価は緩やかな右肩上がりをしつつ、上下にスイングをすることになります。
この特徴を活かしてトレードする方法が「Jリートスイッチング投資」です。
オススメする人
この投資方法に向いている人は、以下の通りです。
- 企業DC(iDeCo)とNISA枠を使い切って、まだ余裕資金がある人
- あまりリスクを冒したくないが、短期投資を行いたいという人
- 投資資金が300万円以上ある人
やり方
それでは、具体的な方法について解説していきます。
投資のフロー
投資のフローは、以下の通りです。
配当月2ヶ月前
「Jリート」は毎月どこかしらの会社が配当月になっています。
- 同じ配当月の銘柄を「配当利回り」順に上位から並べます。
- その銘柄のHP(ホームページ)を見て、半期ごとの配当が「安定している(同じ額)」、または「増えている」かを確認します。
- 「記念配※1(1回限りの特別配当)」や「増資※2(株数を増やすこと)」の情報が出ていないかを確認します。
- 3銘柄を各1口以上購入(後で押し目買い出来るように一気に買わない)
3銘柄に分散するのは、偶に従来傾向と違う動きをする銘柄があるので、塩漬け銘柄を少なくするために実施。
※1「記念配」が前期にされていると、利回りが瞬間的に良くなります。
※2「増資」すると、株価は下がります。
配当月1ヶ月前
- 「含み損」状態なら「買増」
- 「含み益」<「配当額」なら10日後、20日後に再チェック
- 「含み益」>>「配当額」なら「売却」
押し目買いすることで、時間分散効果が出ます。
配当権利確定前日
- 「含み損」状態なら場合により「損切」or「ホールド」
- 「含み益」<「配当額」なら「売却」or「ホールド」
- 「含み益」>>「配当額」なら「売却」
これを余剰資金に応じて、違う配当月銘柄に「1月ずらし」or「2月ずらし」で繰り返す。
「ホールド」「売却」「損切り」は自分で基準を設けて、試してみて下さい。
「ホールド」していても、配当利回りが大きいので少しずつ押し目買いし、次回の配当月近辺で売却益を狙う事もできます。
参考(銘柄)
参考に21年8月時点での各配当月での「配当利回り順」に並べた一覧を示します。
年間の利回りでいくと、「3%後半」~「5%前半」となっています。
注意しないといけないのが、「配当月3,9月」です。
「3,9月」は個別株の方も配当月に当たるので、「高配当株」とバッティングします。
そのため、思った以上に上昇しない時もあります。
まとめ
- 「Jリートスイッチング投資」は比較的リスクが少なく、短期的な利益を得られる投資
- 「Jリートスイッチング投資」はJリートの株価傾向に合わせた時間分散・銘柄分散投資
投資は自己責任で実施して下さい