家族が増えてくると、養うのに「お金」が必要になってきます。
具体的には1人扶養家族が増えると、支出は「√倍」になります。
扶養家族が3人だと、自分を含めて√4=2倍となります。
我が家では、株式投資する事で経済的負担が軽くなっています。
株式投資をしたいけど、「本当に儲かるの?」と始められない人のために、参考になればと
思い、「ポートフォリオ」と「運用銘柄」の一部を公開いたします。
※投資は自己責任です。無理のない範囲での投資をオススメします。
Contents
ポートフォリオ
2022年1月時点のポートフォリオを棚卸しました。
資産配分(アセットアロケーション)
21年10月と12月末の資産配分は以下の通りになっています。

- 米国株を中心とした「外国株」を50%→56%にあげました。一番比率が高いです。「ETF」や「投信」も、この中に含まれています。
- 次いで多いのが、「その他」27%→28%。
- その次が「日本株」は14%→2%まで縮小。岸田政権になって、「日本株」によい風が吹いていませんので、確定拠出年金以外は一旦撤退しました。
- 「現預金」は8%→14%。
- 「香港株」は成長より、「上場廃止」「制裁」リスクの方が高いと判断し、完全撤退しました。
かなり、米国を中心とした世界成長に期待している構成になっています。同じ業種で日本株と米国株を比べると、日本株の倍以上の利益率の企業が「外国株」では標準です。
例えば、「銀行」「通信」で比較
企業 | 利益率(売上、利益) |
---|---|
三菱UFJグループ | 利益率12.8% (売上60,253億、利益7,770億) |
バンクオブアメリカ | 利益率34.7% (売上51,585M$、利益17,894M$) |
NTT | 利益率7.7% (売上119,439億、利益9,161億) |
ベライゾン | 利益率13.9% (売上128,292M$、利益17,801M$) |
利益と株価は原理的に相関関係があります。「利益が高い」≒「株価が高くなる」という可能性が高いので、「日本株」より「外国株」を高く持っている理由です。
ドル建てですが、米国に偏らない様に「ADR」や「ETF」で国際分散を進めています。
現預金の方は絶対額として、「1年分の生活費」を切るという事はしないようにしています。1年分を切ると、心に余裕が無くなります。
株式成長が今まで高すぎたので、現金クッションを多い目にしました。投信の毎月買付しながら、暴落局面ではスポット買いをしていこうと思っています。
今回、日本株から撤退はしますが、円建ての資産は残しておきたいので、日本市場での外国株ETFで買う予定です。具体的には、「インド株」「豪リート」「ナスダック100」のETFでこちらについては、定期積立しつつある程度上昇局面が見られたら売る「中期スパンのスイングトレード」をしていこうと思っています。
通貨
21年10月と12月末の通貨配分は以下の通りになっています。

- 米ドル56%
- 日本円44%
- 香港ドル0%
狙いとしては、「米ドル」と「日本円」の比率をほぼ1:1にすることで「円安」「円高」どちらに振れても、損得を調整できる状況を作る意図で、この構成に調整していてましたが、日本株の株価成長期待が薄くなったので米ドル比率が高まりました。
将来的に資産が増えてくれば、もう一つ通貨を増やす可能性はありますが、複数の国のADRを買っているので現時点ではそこまで通貨で分散を図る必要は無いと思っています。
気分や状況が変わって、第3国で生活するようになれば、第3国の通貨を組込むという形になる可能性はあるとは思っています。
主要銘柄
投資スタイルは、今年は見直し
日本株は基本なし、「インド株ETF」「ナスダックETF」「豪リートETF」などで毎月積立しつつ、10%ほど利益が乗ったら半分売りを繰返そうかと思っています。
外国株は全売却はせずに、高値銘柄の一部を売り、売られすぎ銘柄を押し目買いしていくスタイルです。
日本株(日本市場)
日本株は、優待カードを有している「イオン」以外は撤退。イオンは日本全国に店舗があり、株価変動大きいですが、中国や東南アジアで人気なので長期的には微成長し続けると思っているので、保有でもよいかなと思っています。
今年組入中の3銘柄を公開
- NFインド株
- NFNASDAQ
- 上場Aリート
NFインド株(1678)
Nifty50先物指数に連動するETF。信託報酬1.045%、分配金0%。中国の後はインドの時代と言われて、いる人口増加国。構成銘柄は「HDFC銀行」「INFOSYS」「TATAMOTAS」「WIPRO」などインドADRでも買える銘柄含む50社。
信託報酬が高いですが円貨で日本で買えるので、その面は目をつぶっています。
NFNASDAQ(1545)
Nasdaq100指数に連動するETF。信託報酬0.22%、分配金0.05%。米国NASDAQ市場のトップ銘柄で構成され、世界を牽引するハイテク銘柄(外国ADRも含む)が多い。構成銘柄は「GAMMAT」「NVIDIA」「ADOBE」「NETFLIX」などの銘柄含む約100社。
レバナスも昨年末から資産に加えたので、こちらは市場のうねりを取りに行く短期用途で活用予定。
上場Aリート(1555)
円換算したS&P/ASX200 A-REIT指数の変動率に一致させることをめざすETF。信託報酬0.385%、分配金2.9%。オーストラリアは米国と同じく、移民政策を取っている国で人口増加国。構成銘柄は「グッドマン・グループ(物流・産業)」「センター・グループ(商業施設)」「ミルバック・グループ(統合型)」などの銘柄含む約20社。
配当を受けつつ、大きい為替変動が合った時にスポット買増/売却を考えています
外国株
「配当貴族銘柄」や「新興銘柄」、「ADR」中心に大体均等分散で買い進めています。
「S&P500」に勝つポートフォリオを意識して組んでいます。
跳ねた銘柄を売却し、落ちた銘柄をリバランスして進めています。年末に損切り/損出しをして新興企業や赤字企業をほぼ無くしました。組入は「NASDAQ100」の上位銘柄や「配当貴族銘柄」でバランスを取っています。
今回は上位組入5銘柄を公開
- GOOGL
- MRNA
- AMZN
- ASML
- TSLA
アルファベット(GOOGL・米国)
検索エンジンや携帯OSを有するマルチメディア企業。メインは広告事業だが、携帯アプリストア事業は事実上他社が参入できない上、収益を生み続ける利益率30%企業。
株価が2800ドルと高いですが、まだまだ成長し続けると思っているので、落ちてきたら買増予定。
モデルナ(MRNA・米国)
コロナワクチンで一躍成長した米国バイオテクノロジー会社。実質、コロナワクチンの一本足だが、22年も170億ドルの購入契約がされており、利益率65%企業。
mRNA技術を有するので、ワクチン開発で得たノウハウを利用して「コロナ」以外の難病や感染症のワクチンや治療薬を開発できれば、もう一弾飛び跳ねると想定。
21年12月に360ドル超えだったが、そこからずっと下落中。月1~2回で、買増中。
アマゾン(AMZN・米国)
インターネット通販最大手。クラウドサーバーAWSやアマゾンプライムといったサブスクモデルで収益を出している。ベゾス氏が経営から離れた後に、精神を受け継いで成長維持できるかがポイント。最近はリヴィアンやステランティスと組み、EV進出を意識。利益率3%企業だが、設備投資に振り分けて、意図的に利益率を落としている。
21年11月に3700ドル超えだったが、そこからずっと下落中。単価が大きいので、3000ドル切ったら買増し予定
ASML(ASML・オランダ)
オランダに本社を置く、半導体製造装置最大手。ASMLの装置が寡占状態の工程を有しており、半導体不足による需要増で設備受注残が大きくある状態。年始にベルリン工場で火事があったが影響は少ない見込み。利益率30%企業。
21年12月に880ドル超えだったが、そこからずっと下落中。月1回買増し予定
テスラ(TSLA・米国)
EV世界最大手。イーロン・マスク氏の保有株売却の件で株価は下落中だったが、予定数量を完了したので、やや回復。EV業界で先行者優位を取れているが、既存自動車メーカーや他業種からの参入(アップル、グーグル、アマゾン、ソニー)も計画されており、どこまで一人勝ちを維持できるかがキー。利益率10%企業。
21年11月に1200ドル超えだったが、そこからずスイング中。1000ドル前半以下で買って、1150ドル以上で一部売る予定
入替えた銘柄
最後に最近入替えた銘柄です。
グローバル・ペイメンツ(GPN)
決済サービス企業。決済サービス企業はまだ赤字の会社も多い中、黒字企業だったので12月にマルケタ株からこちらにシフト。120→150ドルになったので、一旦全売却。
半導体とモデルナの仕込み資金に転換
まとめ
今回のポートフォリオは、現時点で私が思っている最適な配分。今後、変わることもあります。
「株式投資」はやり方をミスらず、市場に残り続ければ、資産を増やせれる可能性が高い方法だと私は思っており、実際に増やせています。
- 利益が取りやすいので「外国株」を厚めに持つ
- 為替影響を調整できるように「日本円」「米ドル」を1:1で持つ
- 「日本株」はあまり信じず、上限ー下限を見極めて、スイングトレード
- 「外国株」は利益率が高いので、連続赤字にならなければ押し目買い
株式運用で逆指値を入れて、利益が取れるようになると、本当に「生活が楽」になります。
私が運用している「銘柄」、「方法」も今後公開していこうと思います。
※投資は自己責任です。無理のない範囲での投資をオススメします。